RPAの企業規模別導入傾向とEzAvaterの評価

2021.9.27

RPAの企業規模別導入傾向とEzAvaterの評価のサムネイル

RPAツールを導入・検討する企業規模によって導入の傾向はあるのでしょうか。
企業規模ごとにRPAツールに求めるものや評価を、アイティクラウド株式会社が運営する法人向けIT製品・SaaS製品の利用者が集まる、日本最大手のレビューサイトであるITreviewに掲載されているEzAvaterのレビューとあわせて紹介します。

はじめに

EzAvaterとは、簡単を追求した完全国産のRPAツールです。2018年にリリースされて以来、さまざまな規模・業種のお客様が自社運用に成功しており、お客様(ライセンス数)もリリース時から281%の成長を遂げています。

EzAvaterの価値は、どんな人でも簡単に使えること。
従来のRPAツールは、「操作が難しい」「週に何度も止まってしまう」といった課題を抱えていました。
そして、RPAで自動化できる業務はバックオフィス系の業務が多いとされています。実際にRPAを使うのは、情報システム部門やエンジニアとは限らないのです。EzAvaterは、ITの知識が無い方でも、「感覚的に使える「簡単さ」を重視して作られました。

特徴は以下の3つです。

  • 究極的に簡単
  • とまりにくい
  • エラー通知標準搭載

EzAvaterのユーザーの7割以上が、情報システム部門やエンジニアなどのIT部門以外の部門でご利用いただいています。

ITreviewでのEzAvaterの評価

EzAvaterは、2020年夏からITreviewに掲載を開始し、同年のGrid award winterでハイパフォーマーを受賞しました。そして、9月22日現在、満足度4.6、総合評価4.5、特にツールの使いやすさにおいては、「満足度4.7」と高い評価を得ています。

中小企業(従業員100名未満)の導入傾向

ガートナーが発表するITツールのハイプサイクルでは、2020年発表分の時点でRPAは幻滅期を越えており、2021年は普及期に差し掛かろうとしています。当社でも従業員数100名未満の企業でのRPA導入・検討が増加している傾向があります。

中小企業での導入の特徴は、情報システム部門などのIT担当者がいないという点です。実際に業務を担当する方が自身の業務の自動化シナリオを作成します。
そのため、「簡単にシナリオ作成できること」「サポートの品質が高いこと」、この2点を重視した製品選定をされています。業務に携わる全員でハンズオントレーニングを受講される様子も多く見られます。

中小企業

中堅企業(従業員100~1000名未満)の導入傾向

中堅企業では情報システム部に人員を配置できているものの、十分に人数を確保できていない場合や、「ひとり情シス」のケースが多く見受けられます。

従来のRPAツールの場合、RPA推進チームが主導し各部門で洗い出した業務の自動化シナリオを作成します。しかし、現実にはRPAの専任担当を確保できるほど、人員に余裕がない企業が大多数を占めています。
そこで、情報システムが監督の役割を担い、実際のシナリオ作成は各部門単位で行うという体制を整えることでRPA導入を実現させることができます。
そのため、「簡単にシナリオ作成できること」に加え「教えやすさ」や「トレーニングの充実度」を重視することが増えています。

中堅企業

大企業(従業員1000名以上)の導入傾向

大企業の多くはすでにRPAツールを導入しています。しかし、社内で大々的にRPAを導入した大企業ならではの課題も存在します。例えば、「RPAの存在が社内に知られていない」「自動化したい業務を募っても集まらない」など、運用に悩まれているRPA推進担当者は多いのではないでしょうか。
そのためか、昨今は部門単位でのRPA導入が目立つようになってきました。

  • システム部門はプログラミングが必要で細かい作り込みができるRPAツール〇〇〇
  • 人事総務部門は簡単に設定できてExcel操作に強いRPAツール★★★

上記のように、部門の特性に合わせたRPAツールを複数利用する大企業は非常に多く、私たちも推奨しています。部門ごとに導入することで業務の自動化が身近になり、自動化に適した業務の選定が容易になります。同じ部門であれば同じシステムを使用することが多いため、RPA活用の横展開も見込めます
横展開に成功し運用するロボットが増えた場合も、ロボットを統合管理ができるサーバ等が用意されていれば安心です。

大企業

まとめ

本コラムでは、企業規模によるRPA導入の傾向を、ITreviewに寄せられたユーザー様のレビューと併せて紹介しました。
全体を通した傾向は、RPAツールを利用する組織の単位が小規模化しているという点です。中小企業の導入検討が増加する一方で、早くにRPA導入を終えた大企業のRPA解約や、部門単位の導入に方針転換が見られます。
効果的に業務を自動化するためには、業務、RPA双方への理解が欠かせません。業務を行う人とRPAツールでシナリオ作成する人が同じ、もしくは距離が近いということは非常に望ましい体制といえます。

自社の人員配置を考慮したツール選定をすることで、よりRPAの導入効果を感じることができるはずです。これからRPAを検討される場合はITreviewのレビュー各種コラムを参考に、最適なRPAツールを選択してください。

テリロジーが提供するRPAツールEzAvaterでは、トライアル期間中にハンズオントレーニングも無償で受講していただけます。トライアル中に無料のハンズオントレーニングを受講することで、時間をかけずに操作方法を覚えることができますので、お気軽にお申込みください。

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高橋画像
ペンネーム あゆみさん

仙台市出身
ITソリューションを提供するマルチベンダーで営業・マーケティングを経験し、2019年にテリロジーへジョイン。
現在はRPAツールのマーケティングを中心に活動中。
趣味は温泉旅行だが、若干潔癖症のため大浴場は苦手。

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