開発までの道のり Development Story

登場人物:
酒井(営業/EzAvaterを企画販売する部門長)・佐藤(エンジニア)・石原(エンジニア)

2017年:プロジェクトスタート!

お客様からこぼれた一言が大きなヒントに

「これってRPAみたい」 2017年、今ほどRPAが世に広まっていないころ、商談中にお客様がこぼした声に酒井はハッとした。当時、CloudTriage(クラウドトリアージ)という自社開発のシステム診断サービスの担当部長だった酒井は、新しいビジネスの企画に頭を抱えていた。お客様が言う「RPAみたい」というのはCloudTriageの画像認識技術を用いた動作のこと。その動作が今後の大きなヒントになる。
RPAの存在を知った私たちは、RPAについて徹底的に調べた。お取引のあるお客様のもとへ足を運び、業務について困っていることを聞いて回った。その件数は40件を超えていた。聞こえてきたのは、人手不足。労働人口が減少していくなかで、私たちでもRPAを通して解決策を提示できるのではないか、そんな希望が見えはじめた。

2018年:思いを込めてリリース

開発の紆余曲折

RPAの開発を進めていくなかで、エンジニアの佐藤は胸のつかえが取れないでいた。他社製品でできることはEzAvater(イージーアバター)もできる、そこに価値が見いだせないでいた。しかし「有名RPAより安いだけのものを作る気はない」というエンジニアとして譲れないものがある。そこで私たちは、さらに市場調査を進めた。
市場調査での気づきは、RPA利用者は「むずかしくて使えない」「週に何度も止まる」という課題を抱えていることだった。RPAで自動化できる業務はバックオフィス系のものが多い。実際に使うのは、情報システム部門やエンジニアだけではないのだ。ITの活用はエンジニアだけのものじゃない。そう考えたときに、佐藤の胸につかえていた何かが取れたような気がした。
私たちが追求すべきEzAvaterの価値は、どんな人でも簡単に使えること。私たちにはCloudTriageで培った画像認識技術があった。目で見た動きをそのままRPAに覚えさせるだけなら、誰でも簡単にRPAを使えるはずだ。このRPAがあれば世の中が変わる、そんな思いを込めて2018年7月、画像認識技術を強みとした「究極的にカンタンなRPAツール EzAvater」をリリースした。

現在:日々改善を重ねる

ずっと変わらない開発ポリシー

開発ポリシーは「簡単さ」。どんなに良い機能であっても、簡単に使えないものは搭載しない方針だ。定期的にリリースされる新機能はすべてお客様の要望からスタートしている。簡単さを維持できるかを天秤に掛け、つまずきそうなポイントには説明を添える、簡単さを追求したエンジニアの石原のこだわりだ。
私たちは、製品の開発をするエンジニアと営業、マーケティングがひとつのチームとして活動している。チーム一丸となり目指すのは、人手不足が進む社会に貢献する製品に育てること。お客様の一言から生まれたEzAvaterは、今までもこれからもお客様の声を一番に考えていく。

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