RPA市場の二極化について

2022.6.27

RPA市場の二極化についてのサムネイル

2016年からのRPAブームにおいて、『とりあえず有名RPAツールを1本買ってみて、ウチもやってみよう』といった企業が非常に多く、恐らくこのコラムをご覧の皆様の会社の中にも、思い当たる担当者の方がいらっしゃるかもしれません。

昨今のRPA市場についてここ1年ほどで大きく市場環境が変化してきていることをメーカ担当者として感じております。今回のコラムではRPA市場の『二極化』について考察します。

これまでのRPA市場の振り返り

冒頭にも書きましたが、2016年~RPAツールは爆発的なブームで業務自動化の流れを作りました。しかしながらブームの影で多くの企業で問題となっていたのが下記の課題です。

  • 思っていたよりもRPA開発は難しい
  • 一部のITに長けている人しか開発できない
  • 開発会社に依頼しようにも、想定していなかった費用の為捻出できない
  • 開発会社に依頼してしまっては、RPAの費用対効果が出ない

上記のような壁に突き当たりRPAの全社導入は見送り、一部の部署のみで利用にとどまるという企業が非常に多かったというのが実情でした。

このような市場環境ではありましたが、ブームにより、『とりあえずウチも買ってみよう』という雰囲気により購入し、結果的に日本全国で『RPAに幻滅してしまう』という非常に残念な状況を呼び起こしてしまいました。

昨今のRPA市場について

一方2018年頃からは、『簡単なRPA』という新しいRPAツールが登場し始めました。
これらのRPAツールのコンセプトは、簡単で誰もが業務自動化シナリオの開発/運用ができるというものです。その名の通り簡単なRPAツールですので機能は少ないというデメリットはありますが、その半面、ITに詳しくない部署のメンバーの方でも開発/運用ができるというメリットがあります。

昨年2021年、当社にもっともよく問い合わせを頂いたのは下記の2点です。

  • 過去に他のRPAツールで導入を検討した事があったがうまくいかなかった。とはいえ、コロナ禍の為、改めて業務自動化/効率化によるDX推進の必要があり『簡単なRPA』を探している
  • RPAは様子見で未導入ではあったが、本格的にRPA導入を検討している。高機能な有名RPAツールはすでに提案を受けたが、『簡単なRPA』についても情報を集め比較検討したい

このような問い合わせをよく頂くようになりました。製品毎の比較というよりも有名RPAツールにすべきか、簡単なRPAツールにすべきか迷っているお客様が多い印象を受けます。

それぞれのRPAツール群のメリット/デメリット

表1 RPAツール群の比較

有名RPAツールは、表1記載の通り高機能ではありますが開発が難しく、システム担当の方が開発/運用されるか、またはシステム開発会社へ開発委託するというケースが多いです。ITに精通した方がRPA開発を行うため、失敗も少ないのですが、お金が掛かるというのが最大のデメリットとなります。

一方簡単RPAツールは機能が少ない(もしくはあえて簡単にするため、機能を減らしている)というデメリットはありますが、開発が平易な為、IT部門ではない総務部や人事部といったバックオフィス部門でも開発運用できるというのが最大のメリットです。

まとめ

大企業においてはRPA導入は既に完了したものと考えられます。一方中小企業では、いよいよ本格的にDX推進の必要性を感じ、まずは身近で簡単にDX推進が体現できる、RPAツールの検討を進められる企業が増えてきました。本稿がRPA比較検討の一助になりましたら幸いです。

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アイコン_飯沢
RPAで困っている人を助けたい!

2児の父
出身地:長野県
趣味:料理
好きなもの:レモンサワー、ハイボール

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